パワーストーンとは何か

パワーストーンとは、直訳すれば「力の石」であり、宝石、貴石、半貴石と呼ばれる石の中でも、特に何らかの効果をもたらす力を持っていると考えられるものの総称です。

ただし、その力ないし効果の存在が科学的に証明されたことはなく、オカルト、疑似科学のそしりを受けることもあります。
「イワシの頭」などと揶揄される場合もあるようですが、その効果を実感する人にとっては科学的な証明は実用上不必要なものでもあるため、世界的に多くの愛好家、信奉者が多数存在します。
科学は進歩を続けており、将来パワーストーンの効果が科学的に証明される日が来ると期待するまたは信じる人も存在します。
また、科学は万能ではないという経験的知見から、いわゆる「不思議な力」の存在を個人的に信じる科学者も少なくありません。

このサイトでは「チャクラ(chakra)」に着目して、人体が備える7つのチャクラと、パワーストーンの色を関連付けて解説していますが、チャクラは現代の生理学や西洋医学では認められていない概念ではあるものの、インドなどでは古来から広く信じられ、医療などにも用いられている概念です。

さて、「パワーストーン」という語彙はいわゆる和製英語で、英語ではクリスタル、ジェムストーンなどと呼ばれますが、その中でも特にパワーを秘めているとされる石を、わが国では「パワーストーン」と呼んでいます。

さらには、パワーストーンの範囲が時を経るにつれて広がっていることも指摘されています。
宝石貴石にとどまらず、鼈甲(べっこう)、象牙などの生物素材や、金銀といった貴金属、銅などの卑金属、化石類、岩塩などの天然食材、さらにはとんぼ玉などのガラス工芸品までが同じ色のパワーストーンと同じ力があると謳われることさえあるようです。
これらは、行き過ぎた拡大解釈、さらには悪徳商法のそしりを受けることもあり、パワーストーンは天然の石に限るという考えに改めて固執する人もいます。

歴史的には、例えば翡翠(ヒスイ)はマヤ・アステカ文明では呪術の道具に用いられ、紫水晶は西洋で広く魔力や毒を防ぐ石と信じられてきました。
そして1970年代のアメリカで、ピッピー文化が「ヒーリングパワー」を持つ石として水晶を珍重し、「クリスタルパワー」という造語を広めました。
さらに1980年代後半に興ったニューエイジムーブメントに乗り、わが国でもパワーストーンが注目されるようになり、ブームとなりました。
そののち下火となるも、2000年代初期には「スピリチュアルブーム」の影響と思われる再燃ブームが起きます。
商業的には金運がつく、ギャンブルで勝つ、仕事がうまくいく、異性にもてるようになる、恋愛が成就するなどのほかに、病気が治るといった”効果効能”が謳われ、薬事法違反の嫌疑までかけられることもあります。

当サイトでは、天然の貴石などの中でも、古来より伝統的にその効果が認められているものに限って紹介していますが、巷の誇大広告や妄信の類には注意が必要と思われます。

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